春

ふきのとう、筍、タラの芽、ユキノシタ、つくし、よもぎ、こごみ、
わらび、ぜんまい、菜花、クレソン、葉わさび。

厳しい冬の寒さが和らぎ、山菜がひょっこりと顔を出す。
菜花は黄色く色づき始める。凍てつく水が溶け大地に、植物に染み渡る。
苦みや土の香りをまとった自然の恵みを口にすると、
山の暮らしにようやく春が訪れる

夏

茄子、ズッキーニ、万願寺とうがらし、とうもろこし、きゅうり、
おくら、ピーマン、ミニトマト、トマト、ブルーベリー。

じりじり照らす太陽と爽やかな風が吹く真夏の高原の村で育つのは、
真っ赤に深く美しく色づくトマト。力強くハリのある茄子や万願寺とうがらし。
太陽のエネルギーをいっぱいに浴びたカラフルな夏野菜は元気をくれる。

秋

さつまいも、里芋、かぼちゃ、お米、しょうが、落花生、栗、菊芋、
ヤーコン、柿、ポポー、いちじく、柚子。

晩夏にさしかかると土のなかですこしずつ大きくなる根菜が採れ始める。
まだ暑さの残るなか、田んぼは一面金色に輝き、稲を刈る音がそこらじゅうに響く。
木々には木の実や果実が実り、柑橘が黄色く色づいていく。

冬

ほうれん草、水菜、小松菜、春菊、大根、かぶ、ねぎ、白菜、
ブロッコリー、ニンジン、干し柿。

寒い日はマイナス10℃近くまで冷え込む厳しい冬の到来。
夜間は野菜も凍るほど。
野菜は寒さにあたると自分自分を守るために糖を蓄え甘くなる。
甘み旨みが凝縮された冬野菜で囲む鍋は最高のごちそう。

加工品

トマトソース、柚子ポン酢、柚子胡椒、味噌、こんにゃく、
玄米珈琲、榧の実ナッツ、グラノーラ、焼菓子。

村の地域資源を活かし、村に暮らす人々がこだわりの品を作る。
集落ごとに精力的に取り組む生産グループ。移住してお菓子を作る人。
新たにできたシェアキッチンでは規格外品を活用したフードロスの取り組みも。